診断を終えて、結果が出た。
「ENFP」「ISTJ」…タイプ名は見えたけれど、「で、これをどう使えばいいの?」と感じていませんか?
MBTIの診断結果は、出しただけでは宝の持ち腐れです。日々の子育てに活かすには、最初の一歩の踏み出し方が大切。逆に言えば、最初さえ間違えなければ、毎日の関わりが自然と変わっていきます。
結果を見て最初にやること
やってしまいがちなNG行動
日常で活かすための小さな習慣
を、保育士の視点からわかりやすく解説します。
まず最初にすること3つ
STEP 01
タイプを「レッテル」にしない
「この子はINFPだから引っ込み思案」「ENTPだから言うことを聞かない」など、タイプで行動を決めつけるのは危険です。MBTIはあくまで「傾向」であり、その子のすべてではありません。まず「このタイプはこういう面もあるんだな」と観察のヒントとして受け取りましょう。
STEP 02
タイプの「強み」を一つ見つける
結果を見たら、そのタイプの強みを一つだけ探してみてください。「ENFPは想像力が豊か」「ISTJは約束をしっかり守る」など、小さな視点でOKです。その強みに気づいて声に出してあげると、子どもの自己肯定感が育ちはじめます。難しく考えず、今日一つほめてみるところから始めましょう。
STEP 03
「困っていた行動」を再解釈する
これまで「なんでこんなことするの…」と悩んでいた行動が、タイプの視点で見ると意味を持ちます。例えば、「なかなか動かない」→「内向き(I)タイプは自分のペースで動く」、「なんでも口を出す」→「外向き(E)タイプは話すことで考える」。行動の背景が見えると、イライラが減ります。
診断後にやってしまいがちなNG行動
多くの方が最初につまずくポイントを集めました。心当たりがあっても大丈夫、気づいたときから変えられます。
タイプを子どもに伝えてしまう
「あなたはINFJだから〇〇なんだよ」と伝えると、子ども自身が自分に枠をはめてしまうことがあります。タイプはあくまで親が関わり方の参考にするためのものです。
タイプ通りに動かないと不安になる
診断結果と違う行動を見て「この子は本当にこのタイプ?」と疑い始めるのはよくあること。子どもは日によって、場面によって、見せる顔が変わります。揺らいで当然です。
苦手な部分を「直そう」とする
内向き(I)タイプの子に「もっと積極的になりなさい」と言い続けるのは逆効果です。苦手をなくそうとするより、強みを伸ばす方向に意識を向けましょう。
他の子のタイプと比べてしまう
「上の子はENFJで育てやすかったのに…」などの比較は子どもを傷つけます。MBTIのすべてのタイプに優劣はありません。違いを楽しむ気持ちが大切です。
日常で活かすための小さな習慣
特別なことをする必要はありません。毎日の小さな積み重ねが、子どもとの関係をじわじわと変えていきます。
「観察日記」を3日だけつけてみる
「今日、子どもはこんな場面でこう反応した」を3日だけメモしてみてください。タイプの傾向が現実の行動と重なっていくのを実感できます。
声かけを1パターン変えてみる
例えば内向き(I)タイプなら「なんで言わないの!」→「準備できたら教えてね」へ。一気に全部変えなくていい。今日一つだけ変えることがスタートです。
タイプの強みを声に出してほめる
「こだわりが強いね」ではなく「丁寧にやろうとしてるんだね」と言い換える。同じ行動でも、肯定的な言葉で伝えるだけで子どもの表情が変わります。
「困ったとき」にタイプを思い出す
毎日意識するのは大変です。「あれ、うまくいかないな」と感じた瞬間だけ「このタイプはどんな関わり方が合うんだっけ?」と思い返すだけで十分です。
【タイプ別】結果が出た日に試してほしい一言
タイプ別に、今日から使える声かけの例を紹介します。どれも難しくないので、ぜひそのまま使ってみてください。
外向き(E)タイプの子へ
「〇〇って話してくれると、ママ/パパうれしいな」
話すことが大好きなEタイプには、「話してくれること自体が嬉しい」と伝えるとさらに安心して話すようになります。
内向き(I)タイプの子へ
「無理に話さなくていいよ。気持ちが整ったら聞かせてね」
Iタイプの子は考えてから話す子が多いです。急かさずに待つ姿勢を見せるだけで、子どもはとても安心します。
感情タイプ(F)の子へ
「それは嫌だったよね、わかるよ」
Fタイプの子は気持ちに共感してもらうことを何より求めています。正論より「わかるよ」の一言が、心を開くカギです。
思考タイプ(T)の子へ
「なんでそうしたか、教えてくれる?」
Tタイプの子は理由を大事にします。「なぜ?」を聞いてもらえると、自分の考えを認めてもらえたと感じます。
まとめ|MBTIは「子どもを知る地図」
MBTIの診断結果は、子どもを決めつけるラベルではなく、子どもを理解するための地図です。地図があれば、迷ったときに方向を確認できる。でも、実際に歩くのはいつも目の前の子どもです。
最初の3ステップはシンプルです。レッテルにしない、強みを一つ見つける、困っていた行動を再解釈する。この3つを意識するだけで、子育ての視点がじわじわと変わっていきます。
うまくいかない日があっても大丈夫。「この子には、こんな関わり方が合いそう」という気づきが一つずつ積み重なっていけば、それで十分です。