「何を言っても聞かない」「この声かけ、全然効かない…」
イヤイヤ期の真っ只中で、そう感じたことはありませんか?
実は、声かけの「効き目」は子どもの気質によって全然違います。
同じ「落ち着いて」という言葉でも、スッと受け取れる子もいれば、余計に火がついてしまう子もいるのです。
この記事では、保育士として9年間・3人の子育て経験から、気質タイプ別のNG声かけとOK声かけをセットでお伝えします。
感情タイプ(共感を求める子)
思考タイプ(理由を求める子)
外向タイプ(動いて発散したい子)
内向タイプ(自分のペースで動く子)
今日から使えるフレーズを、ぜひ試してみてください。
① 感情タイプの子(INFP・ENFP・ENFJ・INFJなど)
感情タイプの子は、「わかってもらえた」という感覚が何より大切です。まず気持ちを受け止めてもらうことで、初めて次の言葉が届くようになります。
❌ NG
「なんでそんなことするの!」
責められた感覚で余計に泣き崩れ、会話が成立しなくなります。
✅ OK
「そうだよね、嫌だったね」
気持ちをそのまま言葉にするだけで、子どもはスッと安心します。これだけで半分落ち着くことも。
❌ NG
「もういい、知らない」
見捨てられた不安が一気に膨らみ、パニックになりやすいです。
✅ OK
「ここにいるよ。一緒に考えよう」
「一人じゃない」と感じると気持ちが落ち着き、話を聞けるようになります。
💡 ポイント:まず共感→それから提案。順番を逆にしないことが大切です。
② 思考タイプの子(INTJ・INTP・ENTJ・ENTPなど)
思考タイプの子は、「理由が腑に落ちた」ときに動けます。感情への共感よりも、論理的な説明や選択肢が効果的です。
❌ NG
「ダメなものはダメ!」
理由がなければ納得できません。むしろ「なんで?」と反論してきます。
✅ OK
「これは〇〇だからできないんだよ」
理由を短く伝えるだけで「それならしょうがない」と受け入れやすくなります。
❌ NG
「泣かないで!」
感情を否定された感覚になり、余計に混乱します。
✅ OK
「じゃあ、こうしたらどうかな?」
代替案・選択肢を出すと「自分で考えた」感覚になり、落ち着いて動けます。
💡 ポイント:「なぜダメなのか」を一言で添えるだけで、驚くほどすんなり通ることがあります。
③ 外向タイプの子(ESFP・ENFP・ESTJ・ESFJなど)
外向タイプの子は、エネルギーを外に出すことで気持ちを切り替えます。「静かに」より「一緒にやろう」が断然効果的です。
❌ NG
「静かにして!」「一人で考えて」
エネルギーを発散できずに爆発、または孤独感でさらに騒ぐことになります。
✅ OK
「一緒に〇〇しよう!」
行動の提案に乗ってきます。「一緒に」という言葉が特にパワーワードです。
❌ NG
「早くして!もう行くよ!」
急かされると興奮が高まり、余計に動けなくなることがあります。
✅ OK
「どっちが先に準備できるかな?よーいどん!」
ゲーム・競争感覚にすると瞬時に切り替わります。外向型に特に効きやすいです。
💡 ポイント:「動く・楽しむ」要素を入れた声かけが鍵。ノリよく誘うとすんなり動けます。
④ 内向タイプの子(ISFJ・INFP・ISTJ・INTJなど)
内向タイプの子は、「次に何が起こるかがわかる」と安心して動けます。急な切り替えや周囲の視線が大のニガテです。
❌ NG
「早く!急いで!」
切り替えに時間が必要なのに急かされると、頭の中がパニックになります。
✅ OK
「あと少ししたら終わりにしようね」
終わりの見通しがあると、自分のペースで気持ちを切り替えられます。
❌ NG
「みんな見てるよ。早くして」
人の目を意識させると余計に固まってしまいます。
✅ OK
「ゆっくりでいいよ。大丈夫だよ」
安心感を与えることで、子どもは自分のペースで動き始めます。焦らないことが一番の近道です。
💡 ポイント:「ゆっくりでいい」「大丈夫」が魔法の言葉。急かすほど時間がかかります。
どの気質にも共通する3つの大前提
気質によって効く声かけは違いますが、どのタイプにも共通して大切なことがあります。
① まず自分が落ち着く
大人のイライラは子どもに伝染します。深呼吸一つで、声のトーンが変わります。
② 声かけは短く・シンプルに
長い説明は逆効果。「〇〇だよ」「一緒にやろう」など一言で十分です。
③ うまくいかなくて当然と思う
イヤイヤ期は成長の証。声かけが効かない日があっても、あなたの対応は間違っていません。
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