急に「イヤ!」「じぶんで!」が増えてきた……そう感じたら、イヤイヤ期の入り口かもしれません。
でも実は、イヤイヤ期の激しさも、どんな場面でイヤイヤするかも、タイプによって全然違います。「なんでうちの子だけこんなに?」と感じる前に、気質から読み解いてみましょう。
タイプ別のイヤイヤ期の特徴
タイプ別の関わり方のコツ
やりがちなNG対応
イヤイヤ期は「自分」が芽生えた証拠
2歳ごろに始まるイヤイヤ期は、子どもが「自分の意思」を持ち始めたサインです。脳の発達として自然なことで、育て方の失敗ではありません。
ただ、気質によって「何にイヤイヤするか」「どのくらい激しいか」「どうすれば落ち着くか」が大きく異なります。タイプを知ると、対応がぐっと楽になります。
タイプ別 イヤイヤ期の現れ方
SP(ISFP・ISTP・ESFP・ESTP)― 「今」を邪魔されるイヤイヤ
遊びの途中で呼ばれる、着替えさせられる、外から連れ戻されるなど「今やっていることを止められる」ことへの強い抵抗。切り替えが一番苦手なタイプで、気持ちが乗っているときの中断は特に激しいイヤイヤにつながりやすい。
NF(INFJ・INFP・ENFJ・ENFP)― 気持ちが伝わらないイヤイヤ
「こうしたかった」「わかってほしかった」という感情が言葉にできない段階で爆発する。親が急いでいるときや気持ちをスルーされたと感じたときにイヤイヤが激しくなる。共感されると驚くほど早く落ち着く。
SJ(ISFJ・ISTJ・ESFJ・ESTJ)― 「違う」「聞いてなかった」イヤイヤ
いつもと違う流れ、突然の変更、事前に知らされていなかった予定に強く反応する。「昨日はこうだったのに」「そんな話じゃなかった」という感覚からのイヤイヤが多い。ルーティンが守られていると安心して落ち着いている。
NT(INTJ・INTP・ENTJ・ENTP)― 「なんで?」が解決していないイヤイヤ
「なぜそうしなきゃいけないの?」が腑に落ちないまま動かされることへの抵抗。感情より理屈で動くタイプなので、理由なしに「ダメ」「やめなさい」と言われると強く反発する。短くても理由を添えると受け入れやすい。
タイプ別 関わり方のコツ
SP の子:次の楽しみで気持ちを引っ張る
「やめなさい」より「次は〇〇しようか」。今を終わらせようとするより、次の楽しいことへ意識を向けるのが効く。切り替えに少し時間をあげることも大切。「あと1回だけね」が効果的なことも多い。
NF の子:まず気持ちを代弁する
「〇〇したかったんだね」「それが嫌だったんだね」と気持ちを言葉にしてあげる。感情が「わかってもらえた」と感じると、スーッと落ち着くことが多い。急いでいるときも、一言の共感が全体の時間を短くする。
SJ の子:事前に予告する
「あと5分したら〇〇するよ」と先に伝えておくだけでイヤイヤが激減する。変更が生じたときは必ず理由を添えて知らせる。見通しが立つと安心できるタイプなので、「次は何をするか」を日常的に伝える習慣が効果的。
NT の子:短くても理由を添える
「〇〇だから△△するよ」と理由をセットで伝える。「決まりだから」「みんなそうだから」は最も通じない言葉。子どもが「なるほど」と感じられる理由なら短くてOK。納得すれば意外とすんなり動ける。
やりがちなNG対応
「なんでイヤなの!」と怒鳴り返す
親の感情的な反応がさらにパニックを引き起こす。子どもが「イヤ」と言っているときは、まず親が一呼吸おく。感情に感情で返すと収拾がつかなくなる。
毎回要求を全部通す
「泣けば通る」と学習してしまうと、イヤイヤがエスカレートしやすい。落ち着かせるために要求を叶えることと、最初から要求を通してしまうことは分けて考える。
「もう知らない」と放置する
特にNF・SJの子には逆効果。「見捨てられた」「誰もわかってくれない」と感じてさらに激しくなる。そばにいながら「落ち着いたら話そうね」と伝えるだけで違う。
まとめ
イヤイヤ期は、子どもが「自分」を持ち始めた健やかな発達の証です。
SP の子は「今」を邪魔されると爆発し、NF の子は気持ちをわかってもらえないと泣き崩れ、SJ の子はいつもと違う流れに混乱し、NT の子は理由なしに動かされることを嫌います。
「またイヤイヤが始まった」と感じたとき、「この子は何が引き金になっているんだろう」と一度立ち止まってみてください。気質がわかると、対応がぐっと楽になります。