「外向きの私からすると、一人でいたがる子どもの気持ちが理解できない」
「几帳面な私には、何事もテキトーな子どもにイライラしてしまう」
親と子のタイプが正反対だと、こうしたすれ違いが日常的に起きやすくなります。「なんでわかってくれないの」という感情が、実はタイプの違いから来ていることを知るだけで、驚くほど気持ちが楽になります。
親子でタイプが正反対になりやすいパターン
すれ違いが生まれやすい場面
正反対タイプの親子が関係を楽にするコツ
を、保育士の視点からお伝えします。
よくある「正反対」パターンとすれ違いの場面
特にすれ違いが起きやすい組み合わせを4つ紹介します。
外向き親(E)× 内向き子(I)
親は「一緒に遊ぼう!話しかけよう!」、子は「静かにしていたい」。親は子どもが暗いと心配し、子どもは親がうるさいと感じます。親が活動的すぎると、子どもが疲弊します。
内向き親(I)× 外向き子(E)
親は「静かにしてほしい」、子は「もっと話したい・一緒にいたい!」。子どものエネルギーに親がついていけず、「うるさい」と感じてしまうことも。
計画型親(J)× 自由型子(P)
親は「決めた通りに動いてほしい」、子は「今やりたいことをやりたい!」。親はルーズに見え、子はガチガチに感じます。時間・片付け・約束でよくぶつかります。
思考型親(T)× 感情型子(F)
親は「理屈で説明すれば納得するはず」、子は「気持ちをわかってほしい!」。親が正論を言えば言うほど、子どもは「わかってもらえない」と泣き崩れます。
正反対タイプ親子のNG行動
「自分が普通だ」と思い込む
外向き親が「なんでこの子はみんなと遊ばないの?」と思うのは、自分の外向きを「標準」にしているから。タイプに優劣はなく、どちらも「普通」です。
自分のタイプに合わせさせようとする
内向きの子に「もっと積極的になりなさい」、自由型の子に「ちゃんと計画を立てなさい」と言い続けることは、子どもに自分を否定させることになります。
「昔の自分はできていた」と比べる
自分が子どものころにできていたことを、タイプの違う子どもに求めるのはフェアではありません。自分の成功体験が正解とは限りません。
理解しようとせずにイライラする
「なんでこうなの」という感情のまま関わり続けると、子どもは「自分はダメなんだ」と思うようになります。まず「違いがある」と知ることが第一歩です。
正反対タイプの親子が関係を楽にするコツ
「違い」に名前をつける
「この子はIタイプだから一人の時間が必要なんだ」と言語化するだけで、イライラが「理解」に変わります。名前がつくと感情的にならずに観察できます。
子どもの「充電方法」を把握する
内向き(I)の子は一人の時間、外向き(E)の子は誰かといる時間で充電します。子どもがどちらかを知っておくだけで、疲れているときの対応が変わります。
「共通点」を一つ見つける
タイプが正反対でも、必ず共通する好きなことや価値観があります。そこを入り口に関わると、タイプの違いを超えた繋がりが生まれます。
「私にはない強みだ」と視点を変える
外向き親から見た内向き子の「静かさ」は、観察力・集中力・深い思考力の現れかもしれません。違いを欠点ではなく補い合える強みとして見てみましょう。
自分のタイプも理解する
親自身のタイプを知ると、「私がこうイライラするのはJタイプだから」と自分への理解も深まります。子どもを理解しようとする前に、まず自分を知ることも大切です。
まとめ|正反対だからこそ、学び合える
親と子のタイプが正反対でも、それは関係がうまくいかない理由ではありません。むしろ、自分にないものを持った存在として、お互いから学び合えるチャンスです。
外向き親が内向き子から「立ち止まって観察する」ことを学ぶ。内向き親が外向き子から「思いきって飛び込む」ことを学ぶ。そういう関係も、ちゃんとあります。
「なんでわかってくれないの」という気持ちが湧いたときは、「この子は私と違うタイプなんだ」と思い出してください。それだけで、少し深呼吸できるようになります。
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